沈剛先生が、お腹をへっこませたい、という意外に可愛いらしい理由で、野沢君のマーシャルボディに体験入門。
マーシャルボディは、準備運動や基本から脂肪が燃焼しやすくなるように工夫がされているようで、3分間の連続ジャンプや、ワニのような格好で左右ひざブロックをする運動など、結構ハードそうです。
さらに、1秒で上体を引き上げ、止まり、4秒で下げる腹筋運動。なかなかきつそう。普段力を極力使わない練習をしている沈剛先生は、ここで腹筋が痙攣。大分おなかには効いたみたいです。
さらにここから、肘打ち、パンチ、ひざ、回し蹴りなどのムエタイ式の動きに。これらを力強く行うのではなく、脱力して、内発動的な身体操作を丁寧に行なっていくのが、マーシャルボディの特色。
落下や浮上の動きを効率的に活かし、ムエタイの動きを解析し、段階的に指導していくのでとてもわかりやすい。ムエタイやキック修行者の人にも、お勧め。ただ闇雲にミットを蹴って覚えるより、始めに身体操作の理を理解して練習した方が効率的に上達するし、スランプに陥った時、どこを修正すればいいかが明確になる。打撃格闘技の上達のキモが体系化されているとも言えるでしょう。
当然、武術的な動きにも通じるので、沈剛先生も、太極拳とは異なる方法論で脱力の動きを導くマーシャルボディに感心。「速く動いたり、モノを打つとまだ力が入る自分がいる。それに気づかされました。」と、達人ゆえの謙虚な発言。我々から見たら逆で、始めての動作にも、脱力したまま、全身を纏めて思い打撃を発する沈剛先生のコンフーに改めて驚かされました。
それにしても、呉式の達人のミット蹴りが見れるなんて。BUDO-STATIONはまさに武術のダイバーシティ化最前線のようです。
マーシャルボディは火、木の5時から。詳しくはウェブで。
ワニのような膝ブロックを左右交互。3分はキツイ。
沈剛先生も驚いた短時間で腹筋に負荷を与えるマーシャルボディ式トレーニング。
脱力して、手を握らない突き。沈剛先生の突きは重い。
なんと沈剛先生の回し蹴り。ムエタイ式とはちょっと違うけど、中国武術的には素晴らしい蹴り。
なんとミット蹴りまで。
1時間半で体重は果たして何キロ減か?