BUDO-STATIONブログ ムエタイ 太極拳 野沢靖尚

太極拳の要領でムエタイを自主練習し効果を強く実感

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 インフルエンザからの回復を実感するが、ムエタイのジム練習とウェイトトレーニングは、血流の影響を考慮して、もう少し控えることにし、BUDO-STATIONのクラスがない土曜の昼間を利用して、メイン道場を貸切で練習させていただく。

 ムエタイの各種基本技を、太極拳の要領で行ってみた。ただし、太極拳と同じくらい、ゆっくりにすると、かえって力みが生じると思われ、動く方向の部位から脱力することに専念。

 マットロンクワー、マットロンサーイ、カウサーイ、テッサーイ、ティープクワー、ソーク3種、前後移動、カウバンクワーサーイを各3ラウンド。

 マットロンやソークは、四正推手の前後移動に腕の動きを変化させた単独の推手みたいな感じで心地良く動ける。カウ、テッ、ティープは浮上が加わるが、脱力して落下が大きくなるため、浮上が自然に、かつ高くできるようになった。特に、前足で行うティープクワーは難しいかと思われたが、いったん膝を上げて浮上する動きを脱力して大きく行うことにより、前への押し込みガ淀みなく流れ、驚いた。

 前後移動は、全体の締めという意味で行い、脱力により落下と移動が、これまでになく自然に、しかも無意識に行えるようになった。腕や脚の技が必要ないので、上体は構えのままだが、それゆえに各技よりも、ゆっくり動けて、太極拳で生じる、指にピリピリくる感覚が、ここでも得られた。

 あまりに調子がいいので、追加でカウバン。スポーツやトレーニングの世界には、連続膝上げ運動なのだが、脱力に加えて横隔膜上昇を使いながら、浮上を繰り返し、1ラウンド目は大腿やふくらはぎの筋力を使ってしまったが、次第に力が抜けて、3ラウンド目は、遊んでスキップするような楽しさと連続浮上の快さを味わいながら、終了することができた。

演武会における浮上のてきていないテッ。かかとが浮いていません。今日の練習で、急速な改善につながるか?

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