ジークンドーの特徴と言えば、なんと言っても素早いトラッピング。いわゆる塔手の姿勢から、最短の軌道を通って、相手の顔面やボディを攻めるありとあらゆる技法が伝えられています。詠春拳の技法を元に、ブルース・リーがさらに実戦的に工夫した体系ですが、初めて燃えドラでボブ・ウォールを相手にその動きを見せた時は皆驚きましたね。
速すぎて動きが見えず、映画では逆にスローにしたと言う逸話も残ってるくらいです。
この日、竹内先生は段階的にこのトラッピングを指導。後半は左で払いつつ右拳を打つパク・ダから、左の貫手(ビルジー)、さらに左手を引かず、右手の払い落としと同時に左の寸勁という超高級技法まで指導。
相手のガードや受けの反応を利用し、瞬間的にこちらに有利な体勢に持っていく。まさに敵をワナにはめていく巧妙な技法。
北派の蟷螂拳も似た技法を使いますが、ジークンドーは最短、最速のラインをシンプルに狙っていくので理解しやすく、使いやすい。
現実的な護身だけでなく、中国武術の探求にも多いに役立ちます。
竹内先生のジークンドーは月曜7時から。
これがジークンドーのポスター。
塔手の姿勢から、
左手では払いつつ右拳。
さらに相手の腕の下から左ビルジー。
左手を引かず右手の払いと同時に寸勁。女の子は本当に正確に先生の動きを再現しますね。