今日はルーク・ホロウェイ先生のコンバティブスの取材&撮影。コンバティブスは初心者向けのCQCと違い、グーパンチや、肘、蹴りを使う打撃の体系。屋外で素手で戦う前提だと、打撃格闘技とはこんなにも理が変わるのか、と驚きの連続。構えやステップ、パンチのフォームが根本から変わるのです。
ボクサーが素手で喧嘩して拳や手首を痛めたという話しは良くききますが、これだけ注意点がかわればグローブテクニックはたしかにそのままでは実戦に使いにくいですね。
顔面なしのフルコンルールは素手の正拳を使いますが、顔面を叩くノウハウはまだ蓄積されていません。
むしろ、空手やボクシングよりも中国の南派拳術と似ているように私には思えます。個人的には長年疑問であった六合蟷螂拳の不思議なフォームとの共通点もたくさん見いだし、大分疑問も解決しました。
今回のホロウェイ先生の素手の打撃と靴を履いた蹴りは、打撃格闘技をやっている人間にこそ読んでほしい本。これまでの格闘技理論の常識が吹っ飛びます。いや、今回も勉強になったなあ。
銃やライフルを打つ注意点と素手の打撃の注意点は同じ。戦いの発想が格闘技とは根本から違います。
ローコンバットのナイフファイテングの練習用ナイフ。刃や刃先に強い圧力がかかると緑のランプが点灯。いくら刃物でも強い圧力がないと深く斬れません。
空手と共通点がある落とすローキック。これは実戦でもとても有効。ちなみにホロウェイ先生は落とすローキックの破壊力測定の世界記録保持者です。
皆さんハードな撮影お疲れ様でした。