BUDO-STATIONブログ BUDO-STATIONブログ ジークンドー 山田英司

カマキリも喜ぶジークンドー

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月曜日の夜7時からはジークンドー。だんだんやる事が高度になってきて、自由攻防も練習メニューに入ってきます。
まず、離れてからの軽い限定スパー。ジークンドーは基本右足前。いわゆるサウスポー構えが基本。ここから右のジャブ。後ろ足を寄せて右の回し蹴り、前蹴り、横蹴りなどへ素早く繋げる。蹴ったあとは、蹴り足、軸足の順に素早く元の構えに戻る。これがペンデュラム(振り子)というステップ。確かにブルース・リーは映画でも蹴りの後はこのステップを使ってましたね。
蟷螂拳で言えば崩歩。さらには、右のジャブから回し蹴りや横蹴りで金的を狙う動きは崩捶閉門脚。ブルース・リーが詠春拳をベースにジークンドーを体系立てた事は良く知られていますが、私はむしろ北派蟷螂拳のステップやリズムの影響の方が強いのではないか、と常々思っていました。香港では、精武体育会系の蟷螂拳を黄漢勛が広めており、書籍も30冊も出していたので、研究熱心なブルース・リーが北派蟷螂拳を研究しないわけがありません。
今回、蟷螂拳の瀬戸先生も練習に参加していましたが、ジークンドーの動きは極めてしっくり来るようで、前手、前足の限定スパーでは、崩捶閉門脚など、蟷螂拳の動きをフルに活用して戦っていました。
ちなみに、瀬戸先生の蟷螂拳で強くなる本も現在製作中。BUDO-STATIONからはガンガン武術の情報を発信していきますよ。

右ジャブから

後ろ足を寄せて右の回し蹴りで金的。練習ではインローを蹴る。

体重差があっても有効な護身的な技がジークンドーの基本。

ちなみに瀬戸先生が行うと蟷螂拳の崩捶閉門脚。蟷螂拳もこうしたスパーをやるといいかもしれません。

これはフリーのトラッピング。詠春拳的な攻防の軽いスパーと言えます。ジークンドーには興味深いスパー法がたくさんあります。

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