「ストリート無敗!ローコンバット」が、今日全国の書店で一斉発売。東邦出版から1800円+税。今度の本も面白いですよ。
喧嘩術同様、実戦や護身では戦う前が大事。ホロウェイ先生は、直面する脅威をカラーチャート五段階で整理。信号と同じく黄色は注意。赤は脅威との戦闘。大切なのはその中間のオレンジ。脅威が迫ってくるが、闘いは始まらない。しかし、闘いの準備はこの段階でしておかねばならない。この段階が一番大事。しかし、日本人が苦手で、また、日本の護身術などでスルーされてるのが、この段階の教え。
まず、相手をパーソナルスペースに入れないことが護身の基本ですが、その為には近づいてきた時に、既に身体を正面に向け、両手を胸などに上げておく。
こうすれば、仮に闘いが始まっても、その手で目打ちでもノド輪でも、押し返しでも可能。相手次第で動きは選択しますが、その為の準備だけはしておかねばならない。
闘いは手の届く距離から始まるわけです。
すると格闘技とは、構えも何も変わる。
今回、ブドステで武術トライアルのルールを考える上でも多いに参考にさせていただきました。武術、格闘技マニアは必見の本ですよ。
オレンジの段階で身体を正面に向け、両手は胸に。
ここから目打ちは簡単。
そこから右ストレートにもすぐつなげられる。でも、このストレート、格闘技と同じフォームに見えるけど、素手独特の注意点があります。