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槍の理は拳法の理に通ず

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太極拳経は、太極拳の極意書として中国でも日本でも有難がれています。

でも、実際は清末の王宗岳が槍の極意を書いた陰符鎗譜と言う書の一部。

それを武禹襄が発見し、楊露禅の拳法の理と似てるので、同書の太極理論から太極拳と言うネーミングを思いついたのです。

正確には王宗岳の時代には太極拳と言う拳法はなかったのですから太極拳の極意書であるわけがありません。

むしろ、槍の戦法を基本にした李書文系の八極拳こそ、王宗岳の教えから学ぶことは多いかもしれません。

例えば右手で右拳を内から受けたら槍のように纒絲をきかせると、右手は相手のノド元に帰ってきます。

八卦掌ならそのままノドを突くし、八極なら寸勁。もしくは肘打ち。

全ての技に繋がりますが、その前提として格闘技とは異なる槍の理で動くことが大切。

頭で理解しても、身体に槍の理を理解させるのが大変。王宗岳先生も伝えるのに大変だったでしょうね。

内から丹田の力で弾き返す。自分の身体のフレームの外に流せばいいのでほんの少し身体を震わせるだけで充分。

すると次の瞬間、手は相手のノドの前。このポジションをとれば、寸勁も肘打ちもやりたい放題。

ここでは、あえて攻撃せず、相手の左フックを右肘で跳ね上げる。上体はスウェイ兼ダック。

右腕の聴勁を効かせつつ、上へ崩し、

さらに下方へ崩す。これが大纒の畏縮勁。

ここから崩捶。型通りの動きが組み手でも使えるようになります。

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