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野沢君の演武に思わぬ刺客が!

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演武会の2番目が野沢君のマーシャルボディ。52歳にして体脂肪7パーセントの野沢君は昔から栄養と運動の関係の研究者であり、実践者。ちょうど私が中国武術マニアだとしたら、野沢君は身体作りマニアと言えばわかりやすいでしょう。
さて、問題はその運動の中身です。昔、テレビの企画であらゆるダイエット法で何が一番効果的か?を実験したらキックがダントツ。ミットを数ラウンド毎日蹴ったらだれでも一週間で数キロ減るものです。
蹴り、とくにムエタイ式の蹴りは全身をフルに使う。野沢君のマーシャルボディは、素人の人でもどうすれば全身を効果的に使えるか、という研究成果でもあるので、相対軸や武術的な動きともクロスし、そして格闘技の試合にももちろん威力を発揮します。
空手の型と同じく、ムエタイにも身体操作を伝える古式の型があります。野沢君はまず古式ムエタイの型で身体操作を披露。
すると、「そんな動きは本当に使えるのか?」と怒鳴りこんできたのがウィラサクレック会長。「だったらこの男と戦え!」そこで入場曲と共に入ってきたのが、なんと、ゴンナパー選手。いきなり、ウィラサクレック会長がレフェリーになり、野沢君とゴンナパー選手のスパーが始まりました。そして、壮絶なラウンドが終わると、ウィラサクレック会長が手を上げたのは野沢君。もちろんこれはサービスですが、ゴンナパー選手とこれだけのスパーはなかなかできませんよ。
ゴンナパー選手はこの後、ムエタイの威力を見せる凄まじいミット蹴りを見せてくれました。ウィラサクレック会長とゴンナパー選手のおかげで野沢君の演武は大盛り上がりでした。

古式ムエタイの演武。

 

突然ゴンナパー選手とのスパーが始まりました。

 

見事なゴンナパー選手の足払い。タイの一流選手は本当に崩しが上手い。

 

しかし、判定は野沢君に。怒ってグローブを床に叩きつけるゴンナパー選手。役者ですね。

 

ゴンナパー選手のミット。凄まじいミドル。これでは対戦者が皆壊れるはずです。

 

とくにローは強烈。軸足を曲げ沈身しながらウェイトを乗せます。日本人はローを多用しますが、この蹴りはなかなか使いこなせないようです。

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