拳功房で行われている、ナイフ受けの対応練習です。
相手の手の届く近い間合で、いきなり首を狙ってくる動作は、速い人で0.1秒。
予備動作があると、簡単に反応できますが、手から動く攻撃には、通常は間に合いません。
人間は、認識してから体が反応するまで0.2秒かかると言われているからです。
しかし、体を脱力し、相手の手を見ず、気配を感じる。
いわゆる気に反応するようにすると、0.1秒の攻撃にも、現実には対応できます。
その前提として、正しい姿勢と重心の置き方を学び、筋肉の力に頼らず、位置エネルギーを活用できる身体操作が不可欠です。
いずれも古来から言われている「気の力」の領域に入る動きの研究ですが、ナイフ受けの技術の研究ではありません。
実際にこの間合に入られたら、ナイフ攻撃を受けることは、まず不可能だと認識し、決して相手を近づけないようにすることが、現実的なナイフ護身術となります。
(山田英司)
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