今日は三鷹の孝真会に川嶋先生をお訪ねしました。今、川嶋先生が取りくんでいるのは、まさに武術史に残るであろう画期的な研究です。
一言で言えば、心と身体の関わりを明らかにし、これを武術や実生活にどう活かすか?という壮大な試み。プラトンやカント、デカルト、メルロポンティも解けなかった心体二元論の問題を、武術という視点から切り込みます。
哲学者と違い、川嶋先生はあくまでも、実際の戦いを想定し、考察していくのでリアリティが違う。
相手の虚と実に惑わされず、自身の身体は無意識下に反応させる。これが武術の目指すこところですが、その為には心と身体をどのように結びつければいいのか。また、心と身体をどのような状態にしておけばいいのか?
武術界最大のナゾ、気の力の解明にも結びつく内容。しかし、この内容を読者にどう伝えるか?は難しい。ここからが編集の大変なところです。
通常のナイハンチ、諸手突き。目と攻撃方向が一致。
川嶋式応用ナイハンチ型は、目で見ずに突き、
そこから視線を送る。目で見ないことで虚実に対応します。