今日は上から落とす肘とバック肘の撮影。もう、教えるのが上手くなってしまったウィラサクレック会長とゴンナパー先生の指導です。
まず、落とし肘。相手が両手でしっかりとガードしているのに、その両手の間に肘を落とす。肩を柔らかく使わないと、相手のガードを破れません。空手にはない肩甲骨の使い方。日本人が苦手な技のひとつ。
続いてバック肘。ムエタイの基本は前に押していって、相手が前に出てきたら、初めてバック肘のカウンター。
フックと同じく、押して行って、我慢できずに相手がでてきたらカウンターを取る。この辺の駆け引きと技が一体化している点がムエタイならでは。戦いのノウハウが理論化されています。
私もタイで強いボクサーと戦った時、相手がズンズン押して来るので、攻撃すると逆にカウンターを喰らうというアリ地獄みたいな状況に陥ったことがあります。なんと、ムエタイでは、日頃からこういう戦法を基本に技術が構築されていたとは。
ムエタイはまだまだ先がありそうです。
ガードの内側に前肘を打ち下ろす。
後ろ肘もガードの内側に。
相手が踏み出すと後ろ足を斜めに出し、
相手の攻めに合わせてバック肘のカウンター。
こちらはジムの外。ムエタイコーチ達がビルの外装を一新。タイ人は何でも自分でやってしまうところがたくましい。