後頭部を支えられて立つと、後ろの結合が理解できます。後ろの結合は、脊柱起立筋の収縮して反らすこととは違います
BUDO-STATIONに場所を移し、川嶋佑先生の土曜日格闘研究塾が開催されました。
参加者の質問に応じて、左右の動き(逃避術など)、がっぷり四つからの崩し、アッパーなどを解説していただきした。
いずれの技においても、内発動理論による身体操作が前提となります。
多くの技で重要な要素となり、新刊「THE内発動」でも主要項目を構成した「骨の無反動化」は、理解の手段として立ち方や指の無反動化を行い、手の指の無反動化は、足の指へ応用され、足先蹴りの実用へ発展していきました。
崩しにおいては、体眼の解説と実演をしていただき、使用する技や局面に応じての上丹田・中丹田・下丹田の使い分け、体眼を習得するための顔面システマ、推手ボクシングなどを指導されました。
アッパーでは肩甲骨発動やシーソー、ロングのボディフックでは後ろの結合など、やはり内発動の身体操作を理解・実践することを通して個々の技を習得していきました。
参加者の皆さんは、川嶋先生の書籍を通して内発動理論を理解してくれているため、「引き伸ばし」や「落下」などの共通言語を介し、すぐに話が通じて、川嶋先生も解説がスムーズに進んだようです。
2時間という時間枠は、生涯武道の追求という観点からは、あまりにも短い時間なのでしょうが、たった2時間の中でも、極めて濃密な収穫と進展がありました。
川嶋先生、ご指導ありがとうございました!
参加の皆さん、ありがとうございました!