開始に先立ち、菊野氏から挨拶。「怪我をさせない、怪我をしない」こと
菊野氏と川嶋祐先生の対戦。前手・前足の探り合いから、組みの展開
BUDO-STATIONから、もうひとり竹内一馬先生が参戦。積極的に腎突きなどの打撃で攻めますが、最後はマウントをとられてしまいました
BUDO-STATIONと深い関わり
12月17日(日)、菊野克紀先生の手合わせ稽古会に参加しました。
この稽古会は、BUDO-STATIONの講師である川嶋佑先生と竹内一馬先生、そして私(野沢靖尚)が参加、しかも主催者が菊野先生なのですから、BUDO-STATIONと非常に関わりの深いものとなりました。
菊野氏は冒頭に「怪我をさせない、怪我をしない。強さを見せるのではなく、もらったら学ぶ気持ちで」と強調され、今回の主旨を叩き込んで開始しました。
皆さん積極的に相手をしてくれて、休みなく連続してスパーができます。攻撃も積極的で、待ちや後の先に徹する人は、全体の1割程度でした。
菊野氏の右前蹴りと左の突きによる崩し
菊野氏とのスパーは、今回最大のポイントです。
菊野氏は、12月9日のBUDO-STATION講習会でセーサンの応用を紹介されていたので、待ってカウンターという戦法だろうと先入観を抱いていましたが、右前蹴りと左の突きを多用して崩し、右のパンチで決めるという流れでした。
下から中心線を突き上げれば、こちらの攻撃が入る、と予測してたものの、右前蹴りと左の突きが障壁となり、なかなかそこまで入らせてはもらえませんでした。
川嶋先生と竹内先生が菊野氏に挑む
いよいよ川嶋先生が、菊野氏と対戦します。
川嶋先生は、右の刻み突き、左の前蹴りなどで先を狙い、菊野氏も前手・前足の攻撃で応じます。
間合いが近づくと、菊野氏が一気に胴へ組み付き、テイクダウンを狙いますが、川嶋先生は「重くなる身体」を実行して、倒されません。
グランドへ移行することなく時間切れ。
菊野氏は「腰がすごく重いですね!」と川嶋先生を評していました。
竹内先生は、山田編集長直伝の腎突きなど速い手技を次々に繰り出します。
技が交錯する中、竹内先生は菊野氏へタックル。しかし、テイクダウンしたのは菊野氏。マウントからのパウンドでスパーは終了しました。
怪我をせず怪我をさせずに終了
菊野氏との対戦後も、スパーは続き、中には私のことを知っている人も数人いて、嬉しいものがありました。
約2時間に及ぶ稽古会を終了。
菊野氏の巻頭言どおりに怪我はなく、気持ちの良い汗を流し、稽古会を楽しく終えることができました。
この会を提唱され、自ら手合わせをしてくださった菊野先生、ありがとうございました。
手合わせをしてくださった方々、ありがとうございました。
また、このような機会に恵まれることを期待し、その折には参加させていただきたく希望しております。