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太極拳の実戦性もこのルールなら蘇る

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タイから帰って来て早々の練習。来週が武術トライアルなので練習にも気合が入ります。
トライアルのルールは大別すると4つ。ルール1は、相手と片腕を伸ばした距離から、スタート。直径2メートルと3メートルの円内が試合場。ここから出されたらポイントロス。パンチキック投げ、手による金的攻撃なども認められ、防具とオープンフィンガー。試合時間は10秒。最も現実的なケンカや護身の場に近い。構えたり、じっくり相手を見たりする余裕はない。しかし、現実の闘いはそんなものです。
格闘技の動きはほとんど有効でなくなりますが、代わって有効になるのが、伝統武術の動き。太極拳など、このルールでは、非常に使いやすい。さらに八極拳や六合蟷螂拳、八卦掌などもシンプルで使いやすい。
その他にも、利き手中心、対複数、対武器のルールがありますが、いずれも伝統武術が使いやすい。合気道などもこうしたルールを設定すれば充分使えるようになるのに、皆格闘技ルールで考えるから答えが出ないんですね。来週が楽しみです。


太極拳は波脚を上手く使うと一瞬で相手を試合場の外に吹っ飛ばせます。


八極拳の榻掌や、太極拳の樓膝拗歩も波脚を上手く使うと結果として相対軸の動きとなり、一瞬で相手にウェイトを乗せて崩すことができます。

大八極の頂肘もこのルールでは最強。簡単に懐に入っていけます。もちろん入り方にはコツがあります。


太極拳や八極拳で多用される左足を背後に入れての投げ。ポイントは右足の進め方。いきなり左足を進めたら相手に逃げられてしまいます。

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