BUDO-STATIONブログ マーシャルボディ 野沢靖尚

沈剛老師と共にマーシャルボディ

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 本日のマーシャルボディは、沈剛老師への特別個人授業です。
 沈剛老師は、呉式太極拳のクラスに私が参加するごとに「痩せたい、お腹をへこませたい」と、しきりにおっしゃっていたので、この授業1回で痩せることはできませんが、できるだけ沈剛老師のご期待に沿えるべく、燃焼系の内容にしてみました。
 まずは、首、肩甲骨、骨盤などを動かして準備運動代わりとします。
 ここから燃焼系の内容となります。連続浮上落下です。3分2ラウンド行い、一気に汗を噴き出させます。
 続いてカウバンノーク(膝ブロック)を左右連続で3分。膝を横へ上げる動きは難しいようで、前に移動しがちでした。軽やかな浮上にはなりませんでしたが、さらに汗が出て「燃焼」の目的には近づけていると思います。
 ここで、あえて通常の筋力トレーニングを導入します。太極拳では筋肉に力を集中させることを避けますが、筋肉を大きくするためには、この種の運動を避けるわけにいきません。クランチを、ストリクトに10回行ってもらいましたが、そこで痙攣してしまい、中断です。しかし、刺激になった、ということで成功です。
 私の意図では、クランチ、ストレートレッグトゥタッチ、ヒップスラスト、オブリーククランチ、クロスオーバークランチをジャイアントセットで10分行っていただこうとしていたのですが、そこまでは辿りつけませんでした。しかし、痙攣したことで、筋肉へ確実な刺激となりました。
 特例としての筋力トレーニングを終えてからは、脱力してムエタイの技に移ります。
 ソーク(肘打ち)、マッ(パンチ)、カウ(膝蹴り)、テッ(蹴り)の代表的な4種に絞り、ソークはンガ(下からの攻撃)、マッはトロン(ストレート)、カウもトロン、テッはチェン(斜めから)を、それぞれ動きを細分化した動作から、相手を想定した攻撃へと移り、最終的にはミットへ攻撃をするまで段階的に行いました。
 沈剛老師が、ソークンガをミットに放つと、八極拳のフォームになったり、テッは太極拳の分脚だったり、という独特の現象が生じましたが、沈剛老師の動きは、ご本人が「力が入ってますね」とおっしゃるよりは力が抜け、威力は十分で、ミットを持つ私が崩されるほどでした。
 力を集中させる筋力トレーニングや、速い動きのムエタイなど、沈剛老師が通常行っている動きとは異なる種類の運動に対して、真剣に取り組んでいただき、敬服の至りです。
 私も沈剛老師と一緒に動いて楽しかったです。
 終了後、次の機会にも参加してくださると言っていただけたのは、たいへん嬉しく、名誉なことであります。
 沈剛老師、ありがとうございました。
 明日は、呉式太極拳のご指導、よろしくお願い申し上げます。

沈剛老師のテッチェン(ミドルキック)。初めてにしては、いいフォームです

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