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なぜ田英海は残念なのか?

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いやあ、今日は楽しかったなあ。瀬戸先生が私の乱接を詳しく知りたいというので一緒に稽古。中国武術の稽古はレベルの高い人と一緒に練習すると、技術を理解してもらえるし、磨き合えるのでこちらも勉強になる。

乱接は蘇昱彰先生が最も得意だった型で、蘇先生が実戦で使った危険な技は、ほとんどこの套路に入っています。

もちろんあの、拳児の田英海の得意技、七星天分肘も。蘇昱彰先生が、相手を半身付随にしたのもこの技でした。打陰陽両不接と合わせて使うと、相手は大きなダメージをこうむる。それを得意とする田英海は、むちゃくちゃ残忍なキャラなんだな、とマニアには伝わるわけです。

さて、七星天分肘のポイントは受ける手の角度。右蟷螂手を右に向け、前腕で受ける。すると勁がたまり、左前腕で相手の身体を浮かすほどの威力で倒せます。

さらに、次の動作は止めの打陰陽両不接。これも危険です。たしかに試合や護身では使用NGな技ばかりです。試合に使えないならやっても意味がない、と思うか、試合を超越した実戦的な技だから凄いのか、と思うかは好みの問題。

伝統武術が好きな人は原則的に後者ですね。そう言えば松田先生は優れた武術は優れた殺人術と言ってましたが、徹底して殺人術としての機能を追求しないと、武術の機能美もないし、健康法にもならない。そこに触れずに表演も健康法もない。

技を追求することが武術の価値を高める第一歩ですね。

突きを受けた時の右蟷螂手は右向き。ちなみに右蟷螂手は相手の手を掴みません。カマキリの手は前腕です。

足を払いつつ、左前腕を振り上げます。漫画のように左甲を相手のアゴに当ててもいいけど、手で飛ばすわけではありません。

蟷螂拳独時のへっぴり腰も、腎の力が使えれば、強力な力が身体の内側から一瞬で出るようになります。

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