5月12日(土)、天田憲明先生の指導によるシステマです。
今回のテーマはテイクダウン。相手を投げたり、転がしたりするところまではせず、崩しの原理と方法を学びます。
頭、肩、肘、腰、脚、と部位ごとの崩しから入り、次の段階では、頭と腰、肘と肩など、2つの部位を複合して崩します。
要点は、2点を違う方向へ押すこと。
そして、優しく触れること、と指導されました。
強く押したり、速く動いたりすると、相手は反応し抵抗します。
しかし、優しく触れることで、相手の反応を引き起こさせずに、相手が気づいたときには崩れてしまいます。
前回、相手の重心を利用することで崩す原理と方法が、ムエタイに直結していることを痛感させられましたが、今回の崩しも、タイ人が自然に使っている技術に通じるところが多く、人体への作用が共通した原理に基づいていることを、改めて思い知らされました。
余談ながら、終了後に、システマの原理を思い出しながらテッサーイを反復練習すると、浮上が促進され、軸足が本当に浮き上がりました。
崩しではありませんが、システマのリラックスが、攻撃技にも活かされたようです。
5月12日のシステマはテイクダウン
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