今日は八極拳クラスの人が多かったので、八極の発勁練習。
とくに李書文が得意とした欄捶。
この技は槍でなく剣の動きを元にしています。
晩年の李書文は槍だけでなく、剣も強かったのです。
剣で有名な張譲伍にも剣で勝ってしまいましたが、その時用いたのが欄捶。
まずは李書文の動きを剣で再現してから素手の欄捶へ。
斜め横に出ながらの突きなのですが、皆どうしても右足を着地してから、もしくは着地と同時に打ってしまう。
本当の上級者は着地前に打つ。これが李書文の打法なのですが、皆できないですね。
よねっちが、体重が左にあるうちに目標に当てていたのでギリギリセーフか。
拳が先に目標に当たってから体重移動をすると運動エネルギーはほぼ100パーセント伝わる。
川嶋先生が相対軸で明らかにした打撃の科学が、李書文の打法。
しかし、頭でわかっていてもなかなかできない。つい、着地と同時に腕を伸ばし、パワーを入れようとしてしまいます。
本能と逆行するので難しい。
第二の本能を作るつもりで武術の動きを素直に行っていくのが、一番の近道かもしれませんね。
相手の右の突きに対して
右足を右前に出しつつ右の突き。
左足が少し寄りインパクト。
左の突きに対しても同様。
右足を着地して右の突き。本当は着地前に突きたい。もっと速く突ける。