今日は、養生気功太極拳と壮健長生内家拳。健康法のクラスなのに、私自身が怪我。先日、陳家小架式の発勁を何十年ぶりにやっていたら、日頃の動きと違うからか、左膝外側の靭帯を伸ばしてしまい、歩行困難に。
川嶋先生の無反動化の理論がわかりやすいのですが、武術は基本、足の内側重心になる。
武壇武術は全てこの基本に則っているのですが、小架式は膝の纒絲を利かせ、斗勁を行うので、勢い良くやり過ぎると膝の外側にも一瞬負荷がかかるようです。
しかし、私はどんな怪我も基本自分で治す。むしろ、外側重心になるクセを取る為にはいい機会だと考え、いつも通りに練習。
すると、驚くことに歩行困難なのに、五行八卦も太極拳も八卦掌も普通にできる。
なんと、正しく行うと武術には一度も外側重心になる局面はない、というのが今日わかりました。
歩く時も、足の爪先を30度ほど開き、膝は前を向き、内側重心。これは小八極の第1動作の足の形。武術の立ち方と動きがここまで徹底して内側重心を保っていることに驚かされます。まさにケガの功名ですね。
八卦掌も後ろ足が内側重心になっていないと相手に圧がかかりません。相手がいなくとも、円の中心に圧をかけられる足の形で歩くのが八卦掌の基本です。
形は全然違うけど、小八極の第1動作の足の重心のかけ方と同じ。この形でウォーキングすると外側重心になりません。