「正体を掴み、戦いに活かす! 気の解明」の見本本がようやく届きました。
本文120ページなので、いつもの本よりは薄目。しかし、内容は濃いですよ。
そもそも気とは何なのか?この定義が人によって曖昧です。まずはその定義を明確にしないと論を進められません。
川嶋先生は、この入りからストレート。なるほどこういうアプローチの仕方があったのか、と驚かされます。そして気とは何か?と推論を働かせたら、それを実証する為に、現実的な技術に応用するところが凄い。
この技術は確かに有効であり、結果として川嶋先生の推論の正しさを裏付けることになります。
昔、松田先生に様様な気を応用した技法を学びましたが、正直、半信半疑でした。私みたいなタイプはどうしても科学的な裏付けや検証実験がないと納得がいかない。伝統の教えはこの辺の理論付けがいい加減です。しかし、説明原理がいい加減だから技術がいい加減というわけではないのが伝統武術の難しさであり面白さ。
なぜ、禅が大切で気合いが必要なのか?この辺の説明も極めて納得がいく説明が展開されています。
アマゾンでは8日から発売。全国書店でも間も無く発売。東邦出版から1300円+税
中国武術をやってる人間にとって気の解明はさけては通れない問題。川嶋先生がどうアプローチしたのか興味しんしんです。と瀬戸先生。