今日はお盆のせいか、休みのクラスが多く、budo-stationは私の養生気功太極拳と壮健長生内家拳のみ。世間はお休みのとこが多いせいか、逆に変わったメンバーが集まりました。太極拳の竹内先生と拳功房の安田君です。
共に太極拳歴が何十年という参加者なので、今日は何時もより深い内容に。ちなみに五行の気や九宮八卦気功は、太極拳を長くやった人ほど、その価値や効果が理解できます。
五行や九宮八卦の動きを組み合わせると楊家の108勢になるので、これらの気功は太極拳の中身を練っているとも言えます。
また、壮健長生内家拳の八卦掌は、基本的に太極拳の逆の動きをします。太極拳が自分を中心に膨らむ勁を基本にし、戦闘理論を組み立てているのに対し、八卦掌は自分が球の中に入り、縮んで行く勁。太極拳とは違い、相手を中心に動く戦闘理論。推手も正反対です。
だから太極拳を長年やってきた身体の歪みが八卦掌によって矯正される。太極拳と八卦掌はちょうど陰と陽の関係ですね。ちなみに内家拳の中でも太極拳、八極拳、形意拳は中心から外への勁なので、同種の身体操作ですが、八卦掌だけは違います。だから太極拳と八卦掌、八極拳と八卦掌、のように陰と陽を組み合わせせると戦法上も健康上も相性がいい。武壇の八極も上級になると八卦掌との融合が進み、深みを増します。
養生気功太極拳と壮健長生内家拳はこのように陰と陽のバランスを取る為のクラス。それが究極の健康法でもあります。
これは八卦掌の基本で整体法。両手を上下に合わせ、
後ろ向きに手をだす。仙骨を中に入れ、立身中正のまま振り向き鏡でチェック。軸が身体の外に出てはいけません。
太極拳と逆の勁を使う八卦掌。最初は身体がびっくりします。
今日はこの後クラスがないのでたまにはみんなで乾杯。やっぱビールでしょう。