そもそも哲学の奥深さをバキの最強論で語っていいのか?
と思うでしょうが、私は昔から語っていい。語るべきだ。と主張してきました。
主張するだけでなく、自分でも「武術の構造」と言う哲学で最強論を語る本を書いてしまいました。
南郷継正先生と富樫宣資先生が弁証法を使って空手の技術上達論を展開したのは衝撃的でした。でも、弁証法は、上達の仕方は述べられますが、格闘技と武術の立ち位置の違いなどは明確にできないので、私が構造主義の手法を使って理論化しました。
哲学で言えばヘーゲルからマルクスの弁証法。これをレヴィストロースが否定し、史的唯物論が衰退したのに似てます。その後、構造主義は一世を風靡しますが、ウィトゲンシュタインとジャックデリダの登場で、崩壊。これがポスト構造主義。
そう、川嶋先生の崩導は哲学で言うとポスト構造主義のデリダくらい来てる。最も現代的な思想なのです。
だから今日川嶋先生に推薦したのは、飲茶の「14歳からの哲学入門」と「史上最強の哲学入門」いずれも河出書房新社。自分達の研究を第三者的にみれますからね。
皆さんにもオススメです。
川嶋先生の研究は武術界だけでなく、哲学でも最先端。
これが飲茶の哲学書の表紙。バキの板垣恵介ですよ。筆者の感覚はまさに私の哲学スタンスと同じ。感動しますよ。