BUDO-STATIONブログ 山田英司

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昨日は、拳功房の練習後、沈剛先生登場。ブドステカレッジの新しい企画、「太極拳講義」の撮影の為です。
これまで川嶋先生や林先生、瀬戸先生達の講義や対談を撮影してきましたが、何度か撮影しているうちに要領が分かってきました。
先生が自分ひとりで講義内容を作成するのは大変ですが、どの先生も既にしっかりした理論や技術を持たれています。
ただ、自分でどう表現したらいいかわからない。また、今、何を視聴者が求めているのかピンとこない。これは当然です。こうした能力は武術とは直接関係ありませんからね。
だから、常に読者と共に歩いてきた私が、先生達から引き出すしかありません。
いわゆる取材力ですが、それを発揮し、先生達から深い話を聴き出すのが私の役目。
昨日も勉強になりました。開股の話しなどは初めて聞く人も多いかもしれません。股が開くのではなく、恥骨結合を開くような身体に状態にする。その為には、骨盤の向きや重心の掛け方に注意する。太極拳の注意点を守ることにより、恥骨結合は開いていく。いわば、太極拳の上達度を知るひとつの秤みたいなものなのですから、初心者がいきなりできるわけはない。
もしくは、そう意識することにより、動作がうまくなる手助けになるのかもしれません。
呉式は、楊家の古伝が伝承されている数少ない流派ですから、多くの太極拳修業者にも役立つ秘伝が満載でしたよ。

開股を促す川字歩。まずは正しい歩法の注意点を知らねばなりません。

ボードを使っての講義。まさにカレッジです。

ちなみに恥骨結合はこの場所です。

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