今日は形意拳の基本と組み手。中国拳法は多様なので、共通のルールが難しい。太極拳は相手の動きを待って後手必勝を狙うので太極拳同士だと組み手にならない。
八極はその逆ですぐに間を詰めていくので、相撲やクリンチ状態に。
軽いスパーのように打撃の攻防をしやすいのはやはり形意拳。
極真でも、昔は両手を前にだした前羽の構えやガラス拭きなどの受け技がありました。
私が本部に通い始めた頃はまだ、大山道場の名残りのこうした手捌きも伝わっていました。
山崎照朝先生などはこうした手捌きの達人。
それを思いだして形意拳の手捌きと組み手ルールを試行しました。
蹴りは金的と前蹴り。顔面は掌底のみ。前羽の構えのような手捌きと45度受けを使うと八極も蟷螂も戦える面白いルールになりましたよ。
実際の組み手シーンから。圧手から
掌底。相手が避けると金的ががらあき。
そこを閉門脚。相手はすくおうとする。
でも、横から蹴り抜歩を使うとすくえない。見事な金的一本。
こちらは八極同士。レベルの高い手捌きの攻防。
一瞬のスキをついて半身で入り、手は首に。
搨掌に繋げます。